生地の素材を判定するところからやってます。

お久しぶりです。
ていう挨拶は作家としてどうなのかと。
ちゃんと広報活動(ブログ更新)しなさいよっていう話なんですが。

うちには、手芸・洋裁好きな母がため込んだ財産が沢山あります。
財産=つまり私にとっては素材なんですが。
洋裁をする人は皆さんそうだと思いますが、
店で見かけて気に入ると、何かを作る予定もなくフラッと買ってしまい、
そのまま日の目を見ずに長い年月を寝て過ごしてしまう、
そんな流れで財産になった素材が増えていくものだと思っています。
私の母も例に漏れずそのタイプで、
山の様に積まれた素材たちはもはやきっとアンティーク化していると思っています。
いやむしろ、あと10年くらい寝かせた方が価値が出るのかなあ?なんて思いながら、


そこからこっそり引っ張ってきて隠しておいて、
母に断りもなくモノにして売っています。

母は私よりずっと腕のある人で、紳士モノのスーツを縫ったりできる位の技術者なのですが、
なかなかの面倒くさがり。
年齢のせいもあり、根気が続かないのでしょう。
変わったものや手の込んだものを作ることは少なくなりました。
でも腕のある人はやはり選ぶ素材もいいものが多く、
うかつに洗濯機にかけたりすると風合いが損なわれたり縮んだりするようなものばかりです。
そういう数々の素材を物色して抜いて来ては洗濯機にガンガンとかけてわざと縮ませて、
知らん顔で「洗濯可能」なポーチにしたりしています。口笛を吹きながら。

でも。

販売するにあたって、素材がなんだか分からないと作品説明できません。
高熱なアイロンを迂闊にかけられてしまった日には溶けかねません。
なので素材を判明しなければいけません。

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私の場合、燃やします。
まあ、私の場合というか皆さんそうやって判明するんだと思いますが。

燃やして、臭いをかいで、灰を触って感触の違いを確かめて。


(めったにないですが)新たに素材である生地を買うときは、大体手芸屋さんでワゴンの方に、
素材表示もないまま売られているものが多かったりします。
服地は見つけた時がチャンスで、探してもないからです。
昔は服地を売っている店は結構沢山ありました。
でも今は、コットンとか帆布とか、
どちらかというと手芸の域で汎用性のある生地を主体においてありますしね。

なので、

「よろず工房 羅生や」の布小物は、
実は今だとなかなか手に入らなかったりする、割と価値の高い(かもしれない)素材を、
その価値の分からないわたくし羅生がポーチとかなんとかを作ってしまって売っているかもしれないものだったりするのです。




と、あれ?今日はそんな話をするつもりじゃなかったのに。


実はオーダーを頂いていて、今それにかかっています。
そのお客様のお陰で、
今までやってみたいと思っていた事ができ、
作ったことのないものを作らせて頂くことになり、
とても楽しませて頂いてます^^

ギャラリーからもご購入いただいた作品もあるのですが、
それについても、改善点や使ってみた時の感想など、
普通だったらお願いしないと聞かせて頂けない貴重なご意見を聞かせていただきました。
もう、買い手目線になるのは難しい私ですが、
こういう形でそれを知れるのは幸せだと思いました。
ありがとうございます^^



この大寒波の所為で、洗濯機のホース内で水が凍り、溶けるまで洗濯できない感じの私ですが、
そんな寒い家の中でも春向けの新作を鋭意製作中(まだ試作しかしていませんが)ですので、
今後も楽しみにしていてくださいね^^


お読みいただきありがとうございます。


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